「御父の命令」(2ヨハネ6節〜8節) ( 8.7/2023 )
「私たちが御父の命令にしたがって歩むこと、それが愛です。あなたがたが初めから聞いているように、愛のうちを歩むこと、それが命令です。」(6節)

世の救いとは、楽になることであったり豊かになることです。しかし、主イエス様が教えてくださった救いとは、父なる神に愛されることです。すなわち、父がお遣わしくださった御子を愛しその命令にしたがうことによって救いを知るのです。

1.御父の命令

1ヨハネの手紙の巻末(1ヨハネ5章18節〜21節)には、「偶像から自分を守りなさい」とあります。偶像とは神を否定して自分の理想を追い求めることです。主イエス様は自分を裏切り離れて行く弟子たちを最後まで愛し通されました。ユダの足も洗われたのです。すなわち、最後まで愛し通すことが神の御命令です。

2.イエス・キリストが人となって来られた

宇宙を眺めている人々にとっては神の存在は当たり前であると思います。逆にファーブルのように小さな生き物を見ながら神を知る人もおられます。この手紙の書かれた時代、霊は善であって肉体は悪であるという考え方をしつつ神が人となられたという主イエス様の教えを否定する人々が大勢起こってしまっていました。そのために、この手紙は書かれました。すなわち、イエス・キリストは神であられるだけでなく、人となってくださったお方であり、私たちと同じ苦しみを味わってくださったのです。(へブル4章15節、16節、ローマ8章3節)
そして、この事実は、神の罪人に対する救済の思いが、世界が存在する上で最重要課題であり、その思いが真剣であるということを示しています。

3.豊かな報い(8節)

ヨハネ14章23節父に愛され、主イエス様が共に住んでくださる人とは、
主イエス様のことばを守る人であるとあります。
裸の王様という童話は、自分の姿を知らない王様の話です。神様を知らない人類も本当の自分の姿に気づいていないのです。

神が人として御子をお遣わしくださり、互いに愛し合いなさいと命じておられます。真剣に従ってみませんか。そのとき、御父は知っていてくださり、御子は共に住んでくださいます。

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