「みこころのゆえに」(ヨハネの黙示録4章11節) ( 11.12/2023 )
「主よ、私たちの神よ。あなたこそ 栄光と誉れと力を受けるにふさわしい方。あなたが万物を創造されました。みこころのゆえに、それらは存在し、また創造されたのです。」(11節)

3章までは7つの教会への手紙でしたが、4章以降は世界の教会へのメッセージが語られています。4章と5章は天上での神への礼拝、6章から8章5節は7つの封印が解かれる、8章6節から11章は7つのラッパの音、12章から14章は激しい対立、15章から16章は7つの災難、17章から20章は最後の勝利、21章から22章はすべてのものを新しくすると聖書学者は分析してくれています。本日は4章ですので神への礼拝についてのメッセージです。特に8節の4つの生き物のささげた賛美「聖なる、聖なる、聖なる、主なる神、全能者。昔おられ、今もおられ、やがて来られる方。」と11節の二十四人の長老たちが自分たちの冠を御座の前に投げ出してささげた賛美「主よ、私たちの神よ。あなたこそ 栄光と誉れと力を受けるにふさわしい方。あなたが万物を創造されました。みこころのゆえに、それらは存在し、また創造されたのです。」に注目してみましょう。

まず、5節「神の七つの御霊」は聖霊の呼び名です(ゼカリヤ4章2節〜6節)。そして5章8節「巻物を受け取ったとき、四つの生き物と二十四人の長老たちは子羊の前にひれ伏した。」とありますので四つの生き物と二十四人の長老たちは共に子羊である主イエス様を礼拝する存在であるということです。
そして第二に四の生き物は聖なる、聖なる、聖なる、主なる神、全能者。昔おられ、今もおられ、やがて来られる方、ということをその生涯をもって証ししたということ。
そして第三に二十四人の長老たちは御座に着いておられる方、すなわち父なる神に「主よ、私たちの神よ。あなたこそ 栄光と誉れと力を受けるにふさわしい方。あなたが万物を創造されました。みこころのゆえに、それらは存在し、また創造されたのです。」と礼拝をささげる為にその生涯が与えられていたということです。

1.四つの生き物とは何なのか(6節〜8節)

第一の生き物は獅子(威厳と力)のようであり、第二の生き物は雄牛(忠実さ)のようであり、第三の生き物は人間(知性)のような顔持ち、第四の生き物は飛んでいる鷲(主権)のようであったと7節にあり、6節と8節には目について記されています。前も後ろも目で満ち、翼の周りと内側は目で満ちていたとあります。

2.四つの生き物の役割

聖なる、聖なる、聖なる、主なる神を教えること。全身目で満ちているわけですから、私共が聖なる、聖なる、聖なるお方の民として整えられるために働かれるのです。

3.二十四人の長老の役割

それは10節、自分たちの冠を御座の前に投げ出すことでした。そして「みこころのゆえに、それらは存在し、また創造されたのです」と告白します。

みこころが目的であるならば、隣人を裁くことも、隣人と比べることも無意味です。ただ、私たちの目を父なる神に向けましょう。人生で一番尊い時間は主を礼拝する時であるということです。

わたくしは先週礼拝堂で(こんな罪人です。おゆるしください。こんなものですけれども、あなたに仕えることをお許しくださり、助けてください)と祈ったときに、わたくしが悲しませていたのは主だったのだと気づかされました。自分が立派になることが信仰の目的ではなくて、父なる神のみこころに同意することが人生の目的なのだと教えられました。

私共も金の冠を投げ出して、「主よ、私たちの神よ。あなたこそ 栄光と誉れと力を受けるにふさわしい方。あなたが万物を創造されました。みこころのゆえに、それらは存在し、また創造されたのです。」と主を賛美しましょう。聖なるものに導く生き物があります。そして七つのともしび、御霊もおられますからずっこけていても大丈夫です。主のみこころを受け止め喜んで歩んでまいりましょう。子羊への礼拝に向かって。3章10節参照。

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