「神は惜しんでおられる」(ヨナ4章11節) ( 4.29/2024 )
「ましてわたしは、この大きな都ニネベを惜しまないでいられるだろうか。そこには、右も左も分からない十二万人以上の人間と、数多くの家畜がいるではないか。」(11節)

'And shouldn’t I show concern for the great city of Nineveh? It has more than 120000 people. They can’t tell right from wrong. Nineveh also has a lot of animals.”'

1.神に対して悔い改めた統治者

ニネベの王は3章6節から9節によりますと神に対して悔い改めました。自分の思い通りに国を動かすことができる人物が悪魔の手から逃れて神の御前に遜りました。しかし日本の現状は何もできない力の乏しい一般民衆が悪魔に騙されて石をパンにできると思い込まされたままです。解決のための鍵はどこにあるのでしょうか。

2.神のことばを聞くことができた

3章4節によりますと、ヨナの宣教はたった一日です。数時間彼は神が語れと言われた言葉を叫んだだけです。するとニネベの人々は神を信じ、断食を呼びかけ、身分の高い者から低い者まで粗布をまといました。

3.神の心にあるのは小さな者の救い

ヨナが知っていたことは神は情け深くあわれみ深い、そして怒るのに遅く、恵み豊かでわざわいを思い直されることでした。そしてヨナが知らなかったこと、それは神様が右も左も分からない12万人以上の人間と、数多くの家畜を惜しんでおられるということでした。

岡信子さんという作家さんの絵本にタヌキの親子が登場します。この親子はリーン、ローンというバスのチャイム音が気に入ってバスに乗り込むという話です。運転手さんはタヌキの親子を無事送り届けた後、休憩しながらニヤニヤ笑ってつぶやきます。「昨日はキツネで今日はタヌキか。石ころのお金じゃ儲からないけど、まあ、いいや。山の中を走っているんだからな。」と。ちょうどその時、タヌキの親子は優しい運転手さんのためにススキとハギの花で作った花束を運転席にそっと置いてくるのです。

神様も私たちを惜しんでくださっています。タヌキにとってはリーンローンというチャイムが運転手さんと出会うきっかけでした。わたくしたちが悪魔の手から逃れ神様と出会うためには神のことばが必要です(マタイ4章4節)。

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