「神に会う備え」(アモス4章12節) ( 11.24/2024 )
「イスラエルよ、あなたの神に会う備えをせよ。」(12節)

'“Israel prepare to meet your God!”`(Amos 4:12)

アモス書の山は5章にあります。その手前にあるのがこの4章で北イスラエルの、そして現代に生きる私たちの現状がアモスを通して神によって告発されています。

1.裁かれても神に立ち返らない民(6節、8節、9節、10節、11節)

神が私たちに語りかける方法がこの4章を通して分かるのです。それは困難なのだよというのです。干ばつ(7節)、イナゴの襲来(9節)、疫病や戦争(10節)、自然災害(11節)しかし、「それでも、あなたがたは わたしのもとに帰ってこなかった。」というのが人間の難しさです。

2.更にわざわいは続く(12節)

だから備えなさい。「あなたの神に会う備えをせよ」備えがなかったのではないかというのです。
戦争や自然災害では神に立ち返れなかったもの、人間が抱えているものとは何なのでしょうか。
私たちが友人を教会に誘いますと、多くの方は恐らく、(中学生の私だったら行ったでしょうけど)と二の足を踏まれます。その理由は第一に13節にありますが、神が創造者であるからであり、その方の前には隠し事ができないからです。第二には公になっては困ることを抱えてしまったからです。

3.否定したくてもできないこと

その第一は今まで神を真剣に求めてこなかったこと、そして神に悔い改め立ち返らなかったこと。
第二には、「それでも、あなたがたは」(6節、8節、9節、10節、11節)と神に立ち返ることを求め続けている神がおられること。
第三に今日、「その御思いが何であるかを人間に告げる方」(13節)のゆえに礼拝に出席できたということ。もう少し詳しく説明しますと、主イエス様は私たちの罪を負い神から裁かれてくださって、死から復活され神であることを証明され天に上って神の右に座し、聖霊を送ってくださって今日私たちの心に語りかけてくださっているのです。

神が自分で解決せよと命じられているのではなく、責めようとしておられるのでもなく、帰って来ることを願っていてくださいます。すなわち、神のもとには赦しがあるのです。神は創造主、御思いを告げる神、暁と暗闇を造ったお方、地の高き所を歩まれるお方、万軍の主です。このお方を信じましょう。面会を求めておられるのは万軍の主なるお方です。そして今は新約のそれも聖霊の時代です。ゆえに、何の備えもなくても、受け止めてくださるお方を信じることが備えなのではないでしょうか。

TOP