「飼葉桶の救い主」(ルカの福音書2章7節) ( 12.15/2024 ) |
「男子の初子を産んだ。そして、その子を布にくるんで飼葉桶に寝かせた。宿屋には彼らのいる場所がなかったからである。」(7節) 'She gave birth to her first baby. It was a boy. She wrapped him in large strips of cloth. Then she placed him in a manger. That’s because there was no guest room where they could stay.`(Luke 2:7) 皆様がお生まれになった場所はどこでしょうか。恐らく、皆様のお母さまやお父さまが一所懸命に考えて選んでくれた病院でお生まれになったと思います。同様に、神の御子である主イエス様は神様によってとことん考えつくされた上で飼い葉桶に寝かされ数日間過ごされました。20世紀の初めころ活躍した新約聖書学者ロバートソンはそこは洞窟の中だったかもしれないと言っています。どうして、神はご自身の御子を暗く衛生的でもなく暖かくもなかったであろう、人々が出産場所としては選ばない場所を選ばれたのでしょうか。 1.私たちには闇の部分があるから 残念ながら今日も暗闇を放置して幸せそうに生きておられる方々で満ち溢れているように感じます。テストで重要なのは何点取ったかとか序列ではないはずです。どこが分からなかったのかを明らかにするのがテストの目的です。神が着目しておられるのはわたくしたちの華やかな部分ではなく、醜く弱い部分です。これは素晴らしいことだと思います。 2.闇の中から救い出すため 神は御子イエス様に私たちの罪をすべて負わせて贖いを全うしてくださいました。そして、それを知っておられる方は大勢おられると思います。けれども、知っていることと救われることは別なのです。 十数年前あるご家庭に問題が起こりました。ご主人様はすぐに私にその問題を打ち明けてくださいました。そして、共に主に祈りました。そして彼はその問題に対して死んだ者とされたのです。けれども、その問題の関係者である相手の女性は主に打ち明けることもなく、その表情は悲壮なものでした。みな弱さがあり問題が起こるのですが、その問題は神様の所に持って行かなければ解決できないのです。 3.闇を変えてしまうため ある有名な日本人の牧師先生が開拓伝道を始めた時、きっかけになったのは夏期学校であったとのことです。夏期学校に通っていた生徒さんたちの生き方が変わったのを感じた未信者の親御さんたちが、その牧師先生に直談判して教会学校を始めてもらったそうです。そして後に主イエス様を信じる群れがそこにできたのです。 できれば、死んだ者とされるだけはなく新しい命に生かされ闇を変えてしまうような人生を歩みたいものです。人はただ信仰により救われ、恵によって新しい命に生かされるのです。 あなたの表側ではなく、裏側の弱さが存在するところに主イエス様がお生まれくださったことを感謝し彼の十字架と復活を信じてみませんか。彼の十字架の贖いの死の力は、私たちに罪に対する死を与えてくださるのです。必要なのは告白です。神の御子はあなたを見捨てていません。いつでも祈るために教会へお越しください。飼葉桶の救い主に祈ってみませんか。 |
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