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「大バビロンは倒れた」(黙示録18章2節) ( 4.6/2025 ) |
「倒れた。大バビロンは倒れた。」(2節) `Fallen! Babylon the Great has fallen!`(Isaiah 21:9、Revelation 18:2) ヨハネはドミティアヌス帝の時代にパトモス島に流されながらも神から受けた黙示を預言します。すなわち、彼は将来教会の携挙後に起こる出来事を見つつ、過去のバビロンが倒れた歴史をもとにローマ帝国もまた倒される時が来ると彼が遣わされていた時代の人々を励ましています。 しかし、黙示録17章14節に示されています子羊の勝利は、福音を聞き救いに入れられている人々にとっては理解できることですけれども、聖書を手にしたことも読んだことも、私たちの罪を代わりに負って神の裁きを身に受けてくださり、復活して、彼を信じる者によみがえりのいのちを与えてくだる主イエス様(ヨハネ11章25節)を聞いたこともない人々にとって何が子羊の勝利なのか全く理解できないと思います。 けれども、この18章を読みます時に何がバビロンなのか、私たちは何処に居て、どこから救われなければならないのかを理解することができます。そして御霊によって主イエス様が私共のところに現臨くださっていることを知ったペンテコステ以降の私共クリスチャンにとっては、どのようなところから救い出されたのかを思い出し、更に愛する方々にこのバビロンに勝利された主イエス様がおられることをお伝えするためのヒントを得、もし神に向って祈り出されるなら、バビロンの中で苦しむ人々に対して、主イエス様を信じ御霊を崇めるときに日々の生活の只中に主イエス様の勝利を見ることになることを知らせることができるのです。 では、本題です。バビロンすなわち神に逆らって立つもの、神を信じる信仰から引き離すものであり、やがて一瞬にして裁かれ葬り去られるものとは何なのでしょうか。18章には数えきれないほど出てきております。それは悪霊の住みか、汚れた霊、御怒りを招く彼女の淫行のぶどう酒、過度のぜいたく、富、罪、不正、商品(金、銀、宝石、真珠、亜麻布等々)、様々な音楽、権力、魔術などです。 では、これらが神の裁きの対象であると言うのならばこれらの代わりに一体何を目的として生きればよいのでしょうか。それは4節、それはバビロンから出ることです。かつてのアブラハムのように(創世記12章1節〜4節)、そして出エジプトしたイスラエルのように(1コリント10章2節)、です。そしてその目的地とは世に勝ったと言われる真の神です。「世にあっては苦難があります。しかし、勇気を出しなさい。わたしはすでに世に勝ちました。」(ヨハネ16章33節)苦難、すなわち祈った通りにならないことも勇気の素だというのです。勇気の理由が世への勝利者である主イエス様だからです。すなわち死の力も指一本触れられない死からよみがえられた主イエスであり、今、彼を信じる私たちと聖霊によって共に居てくださるお方だからです。 バビロンへの裁き2節、10節、21節は確実です。破傷風の予防は注射をうって体内に抗体を作ります。私たちの自我という大バビロンを主イエス様に委ねしましょう。 (参考;東京聖書学院教会 小林和夫牧師の説教) |
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